家の売却を考える際に、見栄えの悪くなったカーポートについて、どうするべきか悩む方も多いでしょう。
台風や積雪で壊れやすいカーポートですが、そのままの状態で放置してしまうと、家の売却が思うように進まなくなるリスクもあります。
そこで今回は、カーポートの状態によっておこなうべきメンテナンスと、カーポートにかかる固定資産税について解説していきます。
家の売却前にカーポートは状態によってどうすべき?
一般的なカーポートは、年に1回の清掃や点検が必要であり、その耐用年数は15~20年程度といわれています。
こうした点をふまえて、家の売却前には、集中的なメンテナンスを検討してください。
まず、カーポートに破損はないものの、全体的に汚れている場合は専門の業者に清掃を依頼しましょう。
脚立や水道ホースを使用して自分で清掃することもできますが、しつこい汚れや詰まった雨どいに悩んでいるならば、プロの手に任せるのもおすすめです。
次に、パネルやアルミ枠の軽微な破損がある場合は、その部分だけ交換しましょう。
部分的な修理や交換は数万円でできますが、経年劣化が激しい場合は、カーポートごと交換したほうが良いケースもあります。
カーポート全体を新しくする場合は、一般的に15万円以上の費用がかかります。
劣化して腐食したカーポートは、愛車を傷つけるだけでなく、周辺を通る人にも危険を及ぼすため、慎重に修理や交換の検討をしてください。
あまり費用をかけずにカーポートの問題を解決したい場合は、2万円程度ですべて撤去を依頼するのもおすすめです。
家の売却前に調べたい!カーポートに固定資産税はかかる?
「カーポートには固定資産税がかかる」という話を耳にすることもありますが、一般的なカーポートに課税されることはありません。
ただし、特殊なつくりのカーポートには、固定資産税がかかりますので、注意が必要です。
課税対象となるカーポートの条件は、次の3つとなります。
①屋根と3方向以上の外壁といった「外気を分断する性質の有無」
②基礎などでもって土地に固定されているという「定着性」
③住居などに利用できるかといった「用途性」
この条件に当てはまる、頑丈でシャッターの付いたカーポートなどには、いくらかの固定資産税がかかる可能性も高くなるため、注意してください。
まとめ
少しでも良い条件で家を売却するには、住居部分だけでなくカーポートの状態にも気を配る必要があります。
また、一般的なカーポートに固定資産税はかかりませんが、頑丈なカーポートは課税対象となる可能性があるため、注意が必要です。
早めにカーポートの問題を整理して、気持ちよく家を売却しましょう。
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