「狭小地」をご存知でしょうか?
書いて字のごとく"狭く小さい土地"のことを意味する「狭小地」は、売却するには難しい土地と言われています。
今回は、そんな狭小地の概要ならびに、なるべくいい条件で売却する方法についてご紹介します。
狭小地の不動産の売却が難しいと言われる理由とは?
売却が難しい狭小地ですが、そもそもそのような土地がなぜ存在するのでしょうか?
それにはさまざまなケースが想定されますが、主に考えられる理由は下記のような内容になります。
1)土地を有効に利用するため
不動産会社が、分譲地として土地を販売している場面を記憶している方もいらっしゃると思います。
このような土地は元々整地されていなかった場所を整地して、キレイにした状態で販売します。
そのキレイにする過程で、どうしても生じてしまった余った土地。
それが狭小地となることがあります。
2)土地開発による場合
新しい道路建設や巨大なショッピングセンター開発など、自治体に限らずさまざまな土地開発がおこなわれますが、その際に狭小地が生じる場合があります。
3)相続による分筆で発生する場合
相続人が何人かいたうえで遺産として土地を受け継いだ場合、共有財産として所持するのではなく、分筆によって遺産を分ける場合があります。
その際に、狭小地が生まれる場合が考えられます。
実は狭小地に明確な定義はありません。
その言葉どおりに狭く小さい土地のことを表しますが、明確に何㎡以下や何坪以下が狭小地という定義はないのです。
一般的には15~20坪(約40~50㎡)以下の土地を狭小地と呼んでいます。
このような小さい土地の場合、住宅ローンが組みづらいという点で売却が難しい傾向にあります。
住宅ローンを組むことができなければ、現金一括で購入しなければなりません。
現在、家を建てる方の多くは住宅ローンを活用しています。
多額の現金を用意することが難しいという点もありますが、住宅ローンを活用するとさまざまな公的助成などを受けることができるという有利な点もあり、土地や住宅購入時にはローンを利用する方が多いのです。
各金融機関によってローン申込の条件が異なりますが、多くの金融機関が住宅ローン利用の条件として土地面積や住宅の床面積がある一定の大きさ以上であること、という内容を設けています。
そのため、狭小地ではこの金融機関の住宅ローンの借り入れ条件に適さず、購入も敬遠されがちなのです。
狭小地の不動産を売却する方法とは?
そんな売却しにくい狭小地を上手に売却するには、どうすればいいのでしょうか?
狭小地を売却するおすすめの方法を下記にご紹介します。
狭小地を売却するおすすめの方法
●①隣地に購入の意思を聞いてみる
●②買取業者に直接買取を依頼する
「家を増築したい」「駐車場スペースをもう少し広げたい」など、狭小地の隣地に住んでいる方にとってメリットがある場合は売買が成立することがあります。
機会を見て、一度問い合わせてみるのもいいでしょう。
隣人が購入することが難しい場合、直接土地を買取してくれる業者に依頼してみるのもひとつの方法です。
直接買取の場合、相場よりも若干値段が下がる可能性がありますが、わざわざ買い手を見つけるということもなく、売却までスピーディに進めることができるでしょう。
そして、もっとも一般的な方法として不動産仲介会社に売却を依頼する方法もあります。
まとめ
狭小地の概要と売却が難しい理由、ならびに売却するおすすめの方法について、ご紹介しました。
狭小地の売却をお考えの方は、まずは不動産会社に相談してみてはいかがでしょうか。
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