建物の大きさや立地、社会情勢などはもちろんですが、「売却タイミング」も不動産の売却価格に大きく影響してきます。
では不動産の売却タイミングはいつが正解なのか、見極めるとなると難しいですよね。
そこで今回は「築年数」にスポットを当てて、築何年が不動産の売却にとって適切なタイミングなのかを考えていきます
不動産のベストな売却タイミングは築何年?築5年以下の場合
結論から言うと、不動産は築年数が経つほどに資産価値は下がっていきます。
つまり、築何年かというよりは、「できるだけ早く」というのが、価格の面だけで見ると売却タイミングとしては正解です。
2016年の首都圏における不動産流通市場の調査でも、築5年以下の状態から築30年を迎えるまでに4000万円以上も価格が下がっていることがわかります。
築5年以下の不動産の価格を100とすると、築20年以上になった時点で42.4パーセントにまで下がってしまうのです。
ただし、できるだけ早く売却した方が高く売れるとはいえ、新築で購入した価格より安くなってしまうのは避けられません。
新築後数年間は固定資産税が安くなることもあり、何か理由がない限りは、築5年以下の不動産をすぐ売却してしまうのはおすすめできません。
また、築5年以下の不動産は新築に近い価格で売却できるというメリットはありますが、新築の相場価格が下落している時期にかぶってしまうと、築5年の中古物件より安い新築物件が出てくることもあります。
住宅ローンの返済が進んでいない状態で、それらの新築に合わせて価格を下げてしまうと、売却後にも住宅ローンの残債に追われることになるので注意しましょう。
不動産のベストな売却タイミングは築何年?築20年以上の場合
不動産の売却タイミングとして築5年以下はおすすめできないとお伝えしましたが、築20年以上が経ってしまうと、今度は買い手が見つかりにくくなります。
間取りや設備が時代の流れとずれてしまっていたり、さまざまな設備に不具合が出てきたりと、どうしても古さが目についてしまうからです。
売却の前にリフォームをして設備を新しくするか、設備が古い代わりに価格を低くするなどの工夫が必要になってくるでしょう。
また、非耐火構造の木造戸建てなどの物件は20年を過ぎると住宅ローン控除を受けられなくなることも、売却が難しくなる要因のひとつです。
まとめ
今回は築何年なのかにポイントを絞って解説しましたが、売却タイミングを見極めるための要素はほかにもたくさんあります。
重要視すべき要素は物件によっても違ってくるので、築年数だけに捉われず、ベストなタイミングを見極めてくださいね。
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